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CTC、KDDIの3.9世代移動通信におけるLTE向け認証システムを受注

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:奥田陽一)はKDDI株式会社より、2012年12月に商用サービス開始予定である3.9世代移動通信のLTE※1コアネットワーク向け認証システムを、周辺ネットワークシステムを含めて受注しました。

CTCは、認証システムの開発において協力関係にある株式会社ステラクラフト(以下ステラクラフト、本社:大阪市淀川区、代表取締役:植田均)のRADIUS(ラディウス)※2認証サーバ「Enterpras Pro(エンタープラス・プロ)」を採用し、本システムを開発します。

 

「Enterpras Pro」は1996年以来、ステラクラフトがスクラッチで開発し機能向上を続けているIETF標準準拠のRADIUSサーバです。変革を続けるネットワーク環境に対して、常に最新のユーザ認証の仕組みを取り入れ、高性能で信頼性の高いAAAソリューション※3を提供しています。CTCは、携帯電話向けシステム構築で多くの実績を持ち、KDDIのモバイルインターネットサービス立ち上げ時からシステム開発・インフラ構築・保守サポートに携わっています。2005年からは、「Enterpras Pro」を採用した認証システムを安定稼働させており、今回受注したLTEコアネットワークの認証システムは、現在稼動中の認証システムと統合及び連携する事により、3Gサービス(3GPP2)からLTE(3GPP)へのスムーズな移行を低コストで実現します。

 

なお、CTCは今回、本認証システムに加えて、サービスオーダゲートウェイサーバ、認証システム周辺ネットワークなどもあわせて受注しており、これらシステムの開発・構築・保守サポートをトータルに提供していきます。

 

※1 LTEについて
LTEとは、Long Term Evolutionの略。HSPAの発展型で、かつ、第4世代携帯電話システムへの移行も考慮した規格のため、「3.9G」と位置づけられる。標準化団体3GPP(3rd Generation Partnership Project)で仕様が作成されており、伝送速度は、下り100Mbps以上、上り50Mbps以上とされています。多重化方式にはOFDMA(下り)、SC-FDMA(上り)が採用されています。

 

※2 RADIUSについて
RADIUSとは、Remote Access Dial In User authentication Serviceの略。ネットワーク認証の仕組み(プロトコル)であり、元来、ダイアルアップ接続における認証のために使用されていましたが、現在は、無線LAN、VLANなどの様々なネットワークで使用されています。

 

※3 AAAについて
AAAとは、認証(Authentication)、認可(Authorization)、課金(Accounting)の略。利用者を識別し(認証)、利用者に権限を付与し(認可)、利用者の行動を記録する(課金)サービスのことを示します。

 

■伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称CTC)について
CTCは、情報通信、金融、流通分野や、コンタクトセンター、ポータルをはじめとするフロント系基幹システムの開発、オープン系システムの基盤構築、さらにデータセンター事業など特定の業種、業務に強みを持つユニークで総合力を兼ね備えたソリューションプロバイダです。最新技術に精通したテクノロジー・リーディング・カンパニーとして、コンサルティングから設計、構築、運用・保守サポートに至るトータルサービスを提供します。

 

■株式会社ステラクラフトについて
1992年3月設立。ユーザ認証技術にフォーカスして、コンピュータネットワークシステムの可能性を追求する技術指向の高いソフトウェアベンダであり、100%自社開発によるセキュリティ製品群の提供とシステム構築を手がけています。主力製品は、15年の歴史を持ち、通信事業者や一般企業、大学等を中心に多数のお客様に利用していただいているRADIUS認証サーバ「Enterpras」シリーズと、導入が容易でネットワークの利用権限を一元管理できる認証ゲートウェイ「Griffas」シリーズ。また、他の認証システムとの連携や認証サービスシステムの構築等に豊富な実績を持っています。

 

以上

 

<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社ステラクラフト
担当: 鈴木弘一
TEL:03-5511-1151/ WEBお問合わせ